2016年8月20日

インテル 世界で最も重要な会社の産業史

インテルの歴史を扱った本です。創業者であるロバート・ノイスやゴードン・ムーア、さらに社員第一号であるアンドリュー・グローブの個人史も描いています。さらにCPUを発明した4人の天才たち、テッド・ホフ、スタン・メイザー、フェデリコ・ファジン、嶋正利についても当時の経緯を細かく描いています。CPUが発明されてから後の熾烈な競争も描かれており、後にライバルとなるもののロバート・ノイスから可愛がられたAMDの創業者ジェリー・サンダースや同じくロバート・ノイスに可愛がられたAppleの創業者スティーブ・ジョブズとの交流についても描かれています。インテル帝国を築いた立役者としてアンドリュー・グローブが特に取り上げられており、グローブ引退後のインテルCEOのクレイグ・バレット、ポール・オッテリーニにまでが描かれています。インテルを支えてきたものにムーアの法則があることがよく分かるようになっていいます。



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