2016年8月27日

TechNews in 2016.8

8月1日
Google、アイルランドにデータセンターを増設 - 投資額は170億円規模
アイルランドの産業開発庁のマーティン・シャナハン長官によると「Googleによる2003年のアイルランド進出当時の計画は小さなものでしたが、現在ではアイルランド最大の雇用主として、国の経済に大きく貢献しています。同社が高度な技術力を要する多数の分野でビジネスを構築し続け、優秀な人材が集まるチームを増やし続けていることは、アイルランドが競争力の高いビジネス環境および、高技能人材を提供していることの証左と言えるでしょう」とのこと。Googleの欧州の拠点としてアイルランドが定着したということかしら?
 
Facebook、租税回避で50億ドル追徴課税のおそれ
アイルランドがIT企業の欧州の拠点として選ばれる理由は英語と高い技術力だけでなく、租税回避効果もあるということか?

8月2日
YouTubeは接続の97%がHTTPS化、とGoogleが発表…残りの3%はまだ時間がかかりそう
とはいえ、着実にHTTPS化が進んでいる、と。 
 
8月3日
アマゾン、月980円で12万冊の本が読み放題「Kindle Unlimited」日本でも提供開始
定額◯◯放題サービスの書籍版がついにアマゾンから出た。さて、中身がどの程度充実しているか?Googleブックスや青空文庫と比べてどうか?

8月4日
時代の流れ? アメリカ企業の時価総額トップ5がすべてテック系に
ちなみにトップ5はApple、Alphabet(Google)、Microsoft、Amazon、Facebookとのこと。日本とはえらい違いやなあ。

8月5日
人工知能、患者の命救う 国内初か IBM「Watson」、白血病のタイプ10分で見抜く
なるほど人工知能にしかできない技かもしれない。凄い時代になってきたなあ。
 
アップル減収減益も日本市場だけは快進撃、日本人のiPhone好き怪現象はナゼ
日本の七不思議のひとつ。スマホはアップル、検索はYahoo!、ブラウザーはIE。日本的センス。

8月10日
ついに60TBの超大容量SSDをSeagateが発表
データセンター向け製品か。ならばGoogleドライブとか安くならないかしら?

8月12日
SGI(元Silicon Graphic)をHewlett Packard Enterpriseが$275Mで買収
HPはDECも買収したしCOMPAQも買収したしSGIまで買収するとなると米国のPCメーカーの集約のような観があるなあ。

8月16日
Googleが謎めいたOSをベータテスト中―Fuchsiaは小さなIoTデバイスでも走る
IoTへの布石か。素早いなあ、Googleは。

ライブストリーミングのHangouts On Air、Google+からYouTube Liveに移管
Google+からYouTubeへということかな。Facebook的統合戦略からツールの森戦略へというべきか。

米Yahoo!CEOマリッサ・メイヤー「週130時間働くにはトイレの回数の戦略も必要」
マリッサ・メイヤーもYahoo!の不振・身売りから自身の守りへと入らざるをえないのかなあ。

8月17日
「Google Cloud Platform」の3つのデータベースサービスが一般提供開始
ふむ。

8月19日
米商務省、10月よりDNSの管理権限をICANNに移管へ
徐々に国際機関の管理へと移行してゆくということだと思うが、でも、とりあえず、ICANNは米国寄りの組織じゃないかしらね。

AMDが「Intelと戦える場所に帰ってきた」と新アーキテクチャZen世代のCPU「Summit Ridge」の概要を明らかに
とりあえず、Intel一強にならないようにAMDにも頑張ってもらいたい。

8月20日
GoogleはWindows, Mac, Linux用のChromeアプリを徐々に廃止へ、Webへの移行ツールを提供
まあ、そうなるのかなあ。ちょっとだけ残念。理由は多様性が失われるかもしれないから。

8月24日
ビル・ゲイツ氏の資産がついに9兆円に到達
想像を超えたお金持ち。

8月27日
AmazonがKindle読書基金を設立。世界でデジタル読書を推進する
学校の教科書として使えば便利なんじゃないかしら?

8月29日
マイクロソフトは本当に変わったか--オラクル出身幹部が語るMS×Linuxの今
あのマイクロソフトがねぇ。隔世の観があるなあ。

8月31日
Intelが第7世代Coreプロセッサ「Kaby Lake」を発表


 

2016年8月20日

インテル 世界で最も重要な会社の産業史

インテルの歴史を扱った本です。創業者であるロバート・ノイスやゴードン・ムーア、さらに社員第一号であるアンドリュー・グローブの個人史も描いています。さらにCPUを発明した4人の天才たち、テッド・ホフ、スタン・メイザー、フェデリコ・ファジン、嶋正利についても当時の経緯を細かく描いています。CPUが発明されてから後の熾烈な競争も描かれており、後にライバルとなるもののロバート・ノイスから可愛がられたAMDの創業者ジェリー・サンダースや同じくロバート・ノイスに可愛がられたAppleの創業者スティーブ・ジョブズとの交流についても描かれています。インテル帝国を築いた立役者としてアンドリュー・グローブが特に取り上げられており、グローブ引退後のインテルCEOのクレイグ・バレット、ポール・オッテリーニにまでが描かれています。インテルを支えてきたものにムーアの法則があることがよく分かるようになっていいます。